富士フィルムが1971年に発売したファミリー向けカメラ「fujica 35FS」がひょんなことから我が家にやってきたので、使い方や写真などをちょっとレビューしてみたいと思います。
レンズ一体式のコンパクトカメラです。
重量:349g
寸法:120 x 76 x 55mm
発売年:1971年9月
当時の定価:19,300円
カラー:シルバー/ブラック
外観レビュー
レンズはフジノン35mm単焦点。F2.8とそこそこ明るいレンズです。
このモデルのfujicaにしては珍しい35mmなのだそう。他機種には38mmレンズがついていることが多いそうです。
レンズ径は49mm。ねじ込み式なので現在販売されている49mmフィルターもなんなくつけることができます。
クラシックカメラにしては350g程度と非常に軽いのも魅力。カメラは重さが命ですからね~…重たすぎると持っていくのが嫌になります。
底面には電池交換蓋がありますが、使用する電池はMR-9型という1995年に生産終了したものになるのでまず見つからないでしょう。
LR44に専用のアダプターをつけるか、電池なしで撮りましょう。(露出計の為に使うだけのでなくても撮影自体は可能です)
シャッター速度の調整
シャッター速度は「晴れ」が1/250、「曇り」が1/30だけと非常にざっくり(笑)
レンズ部分の線にあわせることで適用されます。
絞りの調整
絞り(ボケ具合)は黒い鏡胴部分を回して調整します。左の白いラインに数値を合わせます。
0.9m(3フィート)、1.5m(5フィート)、3.5m(10フィート)、無限遠の4つがありますので、被写体の距離に合わせて選びましょう。
つまり、一番近くに寄れるのは0.9mまでで、それ以上近づくと全てピンぼけになります。
写真は3.5mにした状態です。
フィルムの換え方
フィルムを換える時は、左についているくるくる回るレバーを起こし、そのまま上に引き上げて下さい。
するとフィルムの裏蓋が開きます。
フィルムは一般的な35mmのネガフィルム・ポジフィルム・モノクロフィルムが使用可能です。
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