最近鉄道企業が導入しているホールディングス(持ち株会社)化ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.事業別の収益度合いがわかりやすくなる
カンパニー制のように、事業によってどれだけの売り上げ・収益が発生しているのがかわかりやすくなる。
2.事業単位で売却できる
異業種に手を出したけど、いうほど儲かっていない。こういう場合に、得意とする他社へその事業だけを売りやすくなる。
3..会社を次世代に渡しやすくする
融資を受けて株を買えば、後継者が親会社のオーナーになれば引き継がせやすい。ただ、鉄道事業においてはあまり当てはまらない。
4.節税効果
HD内における100%子会社の配当金は益金として計上されないので、税金がゼロになる。
また、HD内での取引においては利益・損失を損益金として計上できるので、儲かっている事業に不採算事業の損失をあてて節税効果を発揮できる。
ちなみに、ホールディングス化すると組織としては縦割り化が進んで硬直するので、鉄道趣味としてはあまり面白くなくなりがちです。
京阪は2016年にホールディングス化しましたが、趣味的には保存車の売却など退潮傾向にあります。
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