「組長」と呼ばれる任天堂の中興の祖、山内溥氏。
あまりメディアには出なかったことから、偉大な存在であるのにあまり知られていません。
そこで、数少なく出ていたメディアや文献を探してみました。
語録
初期のゲームソフトは先程も申しましたようにスピードとスリルを売りものにするのが多かったので、単純だったんです。開発体制も一人の優れた人間がいれば、そこそこのゲームが作れて売れたわけです。しかし、速いスピードでユーザーの目が肥えてくるとソフト作りも難しくなってきまして、色々な種類の才能のある人々が必要になってくるんです。
出典:1)
「何や、これ。世界一やいうてもこんなもんかいな。大したことないなァ」
出典:2)
世界一のトランプメーカー、USプレイング・カード社の工場を視察した際に発した言葉。
これを機に、トランプ・かるた製造から別分野への転身を図っていくことになります。
参考文献・メディア
- 京都総合経済研究所「Financial forum. (11)」1991年10月
- ビジネス・インテリジェンス社『ビジネス・インテリジェンス. 10(10)(109)』、藤田健二「一刀流活殺剣」、1996年10月、但し藤田は文中で「面識がない」と言及していることに留意
- NHK人物録 | NHKアーカイブス「山内溥」
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