今月号の「新建築」も万博スルー。
数十年後、日本の近代建築史を語る上で今回の万博は避けて通れないと思うんだけど、その時まで仮に「新建築」が存在していたら、2025年の編集イデオロギーを理由に無かった事に出来るのだろうか?
反万博か知らんけど、将来を考えると結構ヤバい編集方針だと思う— なごらぶ (@2T0XXSpr79LJe05) October 1, 2025
何が気に入らないのか、建築系専門誌の「新建築」という書籍が、大阪・関西万博について全く取り上げていないそうです。
ファクトチェック

まずは真偽のチェックから。
投稿者のなごらぶさんによると、1970年の千里万博、2005年の名古屋「愛・地球博」開催時は万博特集が組まれたそうなので、あたってみます。
千里万博
1969年8月号…新建築44号
→EXPO’70万博お祭り広場大屋根の構造概要、万博展示館建設状況および国内参加展示館一覧、
1970年5月号…「特集 EXPO’70」
愛知万博
2000年9月号…新建築77号
→ 2005年愛知万博会場計画案決定、
2005年5月号…新建築「2005年日本国際万国博覧会」
両者とも、確かにありますね。
千里・愛知のどちらも、5月に一巻まるまるで特集するぐらい気合が入っていました。つまり言及は事実です。
そして今回は…
一方、2025年の大阪・関西万博について。
各号に小さく記載はあるものの(例:2023年10月号:大阪・関西万博の日本政府館で起工式…など)、例年のように巻まるまる取り上げるような特集は見当たりませんでした。
意図的に無視している感じではなさそうですが、どちらかというと掲載を避けている感じは見受けられます。
例年5月に万博特集号が掲載されていますが、2025年5月号では全く万博に触れられていませんでした。
結論
ということで、『「全無視」ではないものの、何らかの理由で避けている』というのが当サイトの結論です。
万博協会から拒否されたのか、それとも新建築誌が気に入らないからスルーしているのか…は何とも言えないところですね。
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