
アメリカ合衆国選挙でカマラ・ハリス氏が敗北したことは各界隈を大きく驚かしました。
体感的に「トランプが勝った」というより「ハリスが負けた」という感じがする今回の大統領選挙。
どちらかというとインテリ・エリート向けにウケが良く、反対に庶民的な人にはウケが悪いハリスさんですが、その根底には「なんとなく嫌だな」という合衆国国民の想いがあり、そしてその源流はヒラリー・クリントン氏の「Hillary Syndrome(ヒラリー症候群)」から始まっているそうです。
何故負けた?
ハリス氏が敗北したのは以下の要因にあるとされています。
・元々バイデン政権に居たのに殆ど何もしていない(と思われている)こと
・「トランプ下げ」ばかりして具体的な案が見えなかったこと
・言動の素行が悪かったこと・民主党のヒスパニック系とZ世代の受けが悪くなっていること
・物価高に苦しんでるのにLGBTやら移民やら言われても殺意しかわかない
「移民の人権の前に、まずは俺達アメリカ人の人権だろ?」
・リベラル的思考にアメリカ人がうんざりしていること
そしてこれ、前々回のヒラリー・クリントン氏の時とよく似た構図です。

ヒラリー症候群は、サンフランシスコの名誉市長、ウィリー・ブラウン(Willie Brown)氏というとてもえらい人が使った言葉です。
ヒラリー症候群とは、特別に理由がないものの、「なんとなく嫌い」「いけ好かない」といった、とにかく無条件に嫌われていた、2016年の合衆国選挙時におけるヒラリー・クリントンさんみたいな状態のことです。
ウイリー・ブラウン曰く「これに罹患すると軌道修正は不可能」だそうで。これにはSNSというゲームチェンジャーの影響もあるかな。
日本も
「自分の地域をまず第一に考えろ」というのは日本の都心でも同じことが起こっています。
大阪は大阪維新、東京は都民ファーストの会、名古屋は減税日本…というように、都市ならではのトレンドなのかもしれません。
よく似た構図に大阪の政界もあります。まぁこちらは自滅したというか、
維新が共和党、自民・立民連合が民主党ということになりますか…
関連リンク
https://www.cnn.co.jp/usa/35183839.html
https://anond.hatelabo.jp/20241112110837
FoxNEWS『Willie Brown worried Harris has ‘Hillary syndrome,’ that ‘people don’t like her’』
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