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日本にかつて存在した、スパイ養成学校である「陸軍中野学校」
うちの祖父が好きで、名前は知っていたものの、つい最近その映画を初めて視聴しました。
ところがこれ、ジョーカー・ゲームと似ているな…?と思うところがあったので、ちょっと調べてみました。
陸軍中野学校との共通項
草薙中佐

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作中に登場する上官は草薙中佐(演:加東大介、左の人物)という名前で、ジョーカー・ゲームの「結城中佐」にあたる人物です。
階級や立ち位置などは同じですが、草薙中佐は優秀なスパイの教官というわけではなく、どちらかというと熱血型。
クールで冷静沈着で、第一次世界大戦でスパイ活動の実績があり、優秀なスパイ教官である結城中佐とは全く違うタイプです。映画公開時の1966年はこういう上司が愛されたんでしょうねぇ。
ちなみに草薙という人物は、ジョーカーゲーム内では偽名として登場します。やはり陸軍中野学校から採られてるんでしょうか
三好次郎(主人公)

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驚くことに、主人公の名前は三好。
この苗字はジョーカー・ゲームでも登場する名前で、第1話のメイン格キャラ(佐久間中尉に話しかける人物)です。
作中の元ネタ
9話「ダブル・ジョーカー」(後編)

「統帥綱領」を巡ってスパイ容疑がかけられた英国通の白幡大臣の話は、おそらく吉田茂氏が元ネタと思われます。

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描写もそっくりですね。
10話「追跡」

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作中10話「追跡」に出てくる英国のスパイが日本陸軍に尋問を受けている際、飛び降りることを示唆した描写。
これはコックス事件という、実際にあった事件です。

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コックス事件でも3階からスパイが飛び降りて自殺しましたが、作中描写でも3階で尋問が行われています。
ちなみにMi6を創設した「マンスフィールド・スミス=カミング海軍大佐」は実在の人物です。
12話「XX ダブル・クロス」

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最終話である12話に出てくる毒殺シーンは、「陸軍中野学校」のエンディングとよく似ている感じがします。

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テーブルの上にワインが置かれ、右に椅子が設置されているのは同作へのオマージュでしょうか。
余談:6話「アジア・エクスプレス」

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陸軍中野学校とは無関係ですが、「ジョーカーゲーム」6話では満鉄あじあ号も登場します。
パシナ形機関車はもちろん、流麗なテンイ8形展望車もしっかり描かれています。

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ジョーカーゲームを担当した野村和也監督は、徹底して当時の時代考証を行われました。
ハ8形と思われるトイレの描写まで、徹底して資料を集めて作画されたそうです。
とくに第6話のあじあ号はめちゃくちゃ苦労しました。鉄道ファンは多いので、推計モデルや模型を作っている方はいると思うのですが、内装の情報がとにかくなかった。トイレなんて、まったく情報がありませんでしたから。残っている動画や写真を必死で集めて、色も含めて徹底的に調べてもらい、当時最先端の情報で作り上げました。
出典:Febri『オンエアから5年――名作『ジョーカー・ゲーム』を監督・野村和也と振り返る②』

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また食堂車「シ8形」の描写もお見事。鉄道マニアでもなかなか難しいのに、すごいな…。
関連リンク


参考文献
- 大映「陸軍中野学校」,1966年
- JOKER GAME ANIMATION PROJECT「ジョーカー・ゲーム」,2016年
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