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人は「感情論が9割」と思え。正論パンチなど以ての外

組織の運営において、人の心は何に支配されいるかというと、感情です。

感情というのは論理とは全く別の関係にあり、いわば「黒いものでも白という」という状況に陥りやすくなります。

例えば恨みや嫉妬というのは、損得勘定の外にあり、それらを無視して行動するエネルギー生み出します。恐ろしいですねぇ…

だからといって、「黒いものは黒だろ」とこれを小馬鹿にしたり無下に扱うと、大きく恨みを買うことがあります。

その諸元は人の感情…いわば感情論なのですから、

 

一致しないことに同意すべき

普段、どれほど論理的な人物でも、一旦感情に火がつくと、嫉妬・恐怖といった感情論から自分では制御できなくなっていきます。

人間は、嫉妬や恐怖から自分を守ってくれそうな意見に同意します。それが例え「黒いものが白だ」と言い張ってでも。

敵同士が感情論むき出しで攻撃し合うと収拾がつかなくなります。

元ソニーCEOの平井さんは、

Agree to disagree
(意見が一致しないことに同意する)

ことが大事だと述べています。

いくら100%俺が正しい、お前は間違っていると言ったところで、言われた側の気持ちを考えると、EQ(心の知能指数)が高い仕草とは言えないでしょう。

 

SNS運営においては、よく「フォロワーの数は銃口の数だと思え」という格言がありますが、不特定多数相手にうまく自分を発信していくには、絶えずこの「感情論」を頭において発言すべきでしょう。

相手の気持ちになるべく寄り添うこと。正論パンチなど以ての外です。

 

 

ニーチェの原文がない

ちなみに、表題の画像についてニーチェさんが実際に言っているかどうかをちょっと調べてみたんですが、原典が見つかりませんでした。

AIによると著作『人間的な、あまりに人間的な』(Human, All Too Human) の第350節に由来しているそうですが、原典を見てもそのようなことは書かれていないようです。

 

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