最近TRAinDATAさん(沿線ちゃっと運営)をTwitterで見ないなと思っていたら、2024年4月30日でサイト型コンテンツを閉鎖し、掲示板型へ移行されていました。
Twitterにいらっしゃらないのと直接的な関係性があるのかは不明ですが、現在は鍵アカウントにして更新が止まっています。
対立が要因
鉄道系におけるユーザー投稿型サイトはなかなか難しいんだなというのを痛感します。
実はこの構想は私の中でも何度か出ているのですが、権利関係や運営スタイルを考えるとどうしてもなかなか踏み切れません。
沿線ちゃっとさんが当時表明されていた記事には、以下のように記されていました。
沿線ちゃっと編集部の解体の原因については、深く言及することは避けますが、
編集者と運営との意見の対立
です。これまで自由な編集環境があった沿線ちゃっとに、制限が新たに加えられたことにより、編集者と運営が対立してしまいました(中略)
発端は、3月ごろに【一日の投稿数の制限】【文字の大きさ変更の禁止】などの新たな制限が加えられたことです。
これに対し、「投稿できる記事数が少なすぎる」や「一定の文字数までなら可読性は変わらない」などの意見が編集者内で出たことにより、これまでの運営の管理体制に対する意見も含めた要請文を3月下旬ごろに提出させていただきました。
それ以前は運営と編集者は互いにほぼ対等な関係性で関わっていたのに対し、要請文提出後からは意見の対立が生まれたためか、はっきりと上下が分かれるようになりました。
このことは運営自身、良くないことであると認識していたようです。実際、話し合いを行った際、主要因として「編集者と運営の決裂」と述べていました。
また、内面的な問題だけでなく、一か月に投稿する記事数など、外面的な問題も浮上してきました。
1月や2月ごろは記事の投稿数は一か月に50記事ほど投稿されていましたが、3月以降は投稿数が著しく低下し、4月の投稿数は22記事と半分以下にまでなってしまいました。
それに伴い、アクセス数、PV数、ブログランキングなどの低下も、はっきりと数字に顕れました。
これらのことが要因となり、沿線ちゃっと編集部を閉鎖する運びとなりました。
運営者さんが何故「投稿数の制限」「文字の大きさ変更の禁止」を行われたのかは不明ですが、記事の品質を保つための施策だったのかなと、同じ鉄道サイト運営者として推測するところです。
融和的に解決を図ろうとしていた上記の話を見ても、運営者さんは投稿者さんの邪魔をするつもりは一切なく、共存共栄を図られようとしていたのがわかります。
個人的にも何度かやり取りを行ったことがありますが、その時の対応も「穏やかな方だな」というのが第一印象で、こういう人がユーザー投稿型サイトを纏めるのに適した存在なんだろうなぁ…と羨んでいました。
私は結構我が強いというのもあり、自分にはないものを持っている方として尊敬の念がありました(今もあります)
AJR-newsさん、古くは初代の「おんぷちゃんねる」もそうでしたが、ユーザー投稿型サイトの運営というのは大変なものなのですね…。確立するサイトさんが現れるのは果たしてどのタイミングでしょうか
そして、半年近くにわたって運営されてきたTRAinDATAさん、お疲れ様でした。
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