【許すな】クレカ会社主導の表現規制とその実例リスト

近年、クレジットカード会社が”決済不可”を用いた間接的な表現規制を行うようになりました。

個人的にはこれ、非常に許せない行為で憤慨しています。

 

規制の手は成人誌から始まり、現在は殺人事件などを扱う漫画・小説にまで及び始めています。

西村京太郎の小説や名探偵コナンの漫画が、クレジットカードで買えなくなる日が来るかもしれません。

 

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった 私は社会民主主義者ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

出典:「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき

 

表現の自由をクレカが握りつぶそうとする話。最初は自分に関係なくても、段々と近づいてくるのです。

同じ鉄道の本を出している私としては、今回の行き過ぎたクレカ会社の行動は非常に神経質にならざるを得ません。

キャッシュレス過激派の方に多いんですが、キャッシュレスに対応していない店舗に対して責め立てるような事を書いている人は、知らず知らずのうちに表現の自由を阻害する手助けをしてるかもしれません。

 

 

過度なキャッシュレス社会の弊害

キャッシュレス社会へと突き進もうとしている日本の昨今ですが、こういった弊害・リスクもしっかりと認識しておかないと、自国の商品・財を決済するのに他国からの干渉で逐一阻害されるなんてことになりかねません。

現在五大ブランドとされる「VISA・マスターカード・AMEX・JCB・銀聯」のうち、VISA・マスターカードは欧州、AMEXはアメリカ、銀聯は中国と全て外国の企業です。

日本にもJCBがありますが、手数料が高かったり今ひとつ使い勝手が良いとは言えません。

クレジットカードによるキャッシュレス社会は既に国策として広まりつつあり、実質的な公共インフラなのですから、国家による「規制への規制」が必要でしょう。

 

 

 

実際にあった表現の自由を阻害した例

アダルト系を中心に、日本国政府法に則らない表現の自由を規制する動きが出てきています。

2018年

2018年8月31日、同人サークルが出したゲームがクレジットカード会社からの要請により販売できなくなりました。

該当ページでは「C社・M社が当該作品の配信停止を要請した」とあります

理由はクレジットカード会社・C社を経由した、
同じくクレジットカード会社M社からの要請だそうです(中略)

MelonbooksDL様には真摯に対応頂き、状況も詳しくご説明頂いたのですが、
説明を聞けば聞く程不可解で、正直まいっています。

犬に噛まれたとでも思うしかないのでしょうが……
(しかしC社もM社も犬にしちゃデカ過ぎる)

 

2019年

 ある大手通販サイトの運営会社が2019年8月中旬、作品を扱う作家らに一斉メールを送った。

メールによれば、同サイトで扱っていた成人向け商品を一時的に取り下げたとし、その理由はクレジットカード代行会社からの通告だった。

https://www.j-cast.com/2019/08/29366242.html?p=all

 

 

2022年

DL.Gerchu.comから、「クレジットカード会社より禁止表現の指摘が入った」と作品紹介文が差し替えになる連絡が来たとの報告が上がっています。

 

 

プロフィール

執筆者:207

鉄道Webサイト運営17年目。
現在Osaka-Subway.comを含む4サイトと付随する動画媒体を運営中。

鉄道サイト運営のノウハウから、サイトとは全く関連性がない
ようなことまであれこれ書いていきます。

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