映画ゴッドファーザーのマイケル・コルレオーネは、先代の父ヴィト・コルレオーネよりも勢力を拡大し、ついにはニューヨークで一番のマフィアにのし上がります。
しかし、ヴィトとは対照的に家族や子供を失い、更には、ファミリーを守るために実の兄まで殺してしまいます。
続編の「PARTⅢ」ではその自責の念に苛まれて精神を蝕み、錯乱状態に陥ってしまいます。
ヴィトにあってマイケルに足りなかったもの、それは何だったのでしょうか?
自尊心
私は他者のプライド・自尊心を尊重する心だと考えます。
兄のフレドはそこまで頭が良くなく、ファミリーの仕事でも様々な失態を重ねるなどあまり有能とはいえません。
しかし「人のメンツ」「自尊心」はどのような人物にもあるのです。愚者だからと言ってそれを見くびって踏みつけにしてはいけない。
同じようにヴィトにもルカ・ブラージという「少し抜けている」右腕がいましたが、会っている最中は必ず敬意を払って、プライドを尊重していましたね。
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