近鉄五位堂検修車庫の近くの道路で、先日移動式オービスによる取締を初めて見かけました。
今回取締をしていたのは、五位堂検修車庫の北側にある生活道路です。
残念ながら撤収時だったので写真はあまりありませんが、カメラの三脚のようなもので固定できるなど本当 に小さいんですね。
この移動式オービス、導入目的が「生活道路での安全確保」という名目で、制限速度2-30km/h程度の道路で取締を行うべく導入されたものです。
また、個人の顔を物証とする速度取締を行う際には、肖像権・プライバシー権保護の観点から、無断撮影を禁ずる判例があります。
高速道路でのオービス取締機は必ず2000m手前頃から2度の警告看板が設置されており、移動式オービスではこのあたりをどうクリアするのかなと思っていたのですが、ご覧のように電柱に警告標示を貼ってクリアしていました。
また、これ意外にも断続的に速度取締の札が置かれていて、
・当初導入目的通り、生活道路での取締
・法的根拠がある事前警告看板の設置
など、満たされるべき要件をきちんとこなしていると感心していました。
可搬式オービスって小学生が移動するような生活道路での安全確保の為じゃなかったですっけ?
24時半の自動車道路のどこが生活道路??? https://t.co/UNPf7fZ0mh— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) March 25, 2022
生活道路での速度取締という名目から逸脱し、最近では高速道路やバイパス・幹線道路(埼玉県警・北海道警察など)での取締に用いるようになりました。
また愛知県警では事前予告看板なしでの運用も行われいると聞きますが、法的判例を遵守していないグレーゾーンでの運用はやってはいけないことでしょう。
今回の奈良県警のような使い方こそ、理にかない法的根拠もクリアした取締であると言えるでしょう。
それにしても職業柄仕方ないのでしょうけど、奈良県警の警察官、喋る時以外目が全然笑ってなくて怖かったです(小声)
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