皆さんは、プロセスエコノミーって知っていますか?
簡単にいうと「過程を重視した経済活動」のこと。
これまでの商取引というのは、製造や経緯などの経緯は表立たずに、いきなり結果(製品)からポンッ!と露出するのが基本でした。
しかし、SNSの隆盛で小さな情報も大きくシェアされるようになったことや、品質の差が殆どなくなり差別化が難しくなったことで、「ストーリー」を売るという側面が注目され始めました。
この話が大きくなっていったのが、今回取り上げる高槻やよいさんです。
【追記】
素敵な記事を書いていただき、ありがとうございます✨
— やよい軒(公式) (@yayoiken_com) April 11, 2022
やよい軒公式さんにも見て頂けたようです(笑)
「推し活」というストーリー
そもそも、高槻やよいさんってご存知でしょうか。
バンダイナムコのアイドルマスターというゲームに登場するキャラクターです。
彼女は今年、やよい軒の公式キャラクターとして採用されたのですが、いきなり採用されたわけではなく、採用までの過程がファンによるいわば「推し活」によって生まれました。
元々バンダイナムコとやよい軒には何の交流もなく、ましてや高槻やよいさんも全く無関係でした。
しかし3月25日、彼女の誕生日にやよいさんのファンが「高槻にあるやよい軒」へ集まるという行動を起こし始めます。
あっという間にそれはネットのムーブメントとなり、毎年3月25日には全国からファンが大阪の高槻へ集結するようになりました。
←例年のやよい軒高槻店
→今年のやよい軒高槻店 pic.twitter.com/nOd4fXe0GC— ベイ (@beitaikoem) March 25, 2022
やよい軒側も2018年から公式に対応をはじめ、ついに2022年には正式にキャラとして採用されることになりました。
そう、これがプロセスエコノミーです。
実は、自著「マルコに恋して」もこのプロセスエコノミーを応用したマーケティングを行っていました。
製作・販売に至るまでの過程を常時サイトやTwitterで発信し続け、絶えず興味を持ってもらえるように「情報発信」する過程を最初から設計していたのです。
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