社畜ゲートウェイさんの記事で興味深いエントリがありました。
(御本人にとってあまり気乗りしない)質問に答えていくという内容なのですが、それを見てみると「鉄道コムのランキングの上げ方」について聞かれるケースが多いようでした。
ランキングを上げるには
・鉄道コムへリンクをたくさん送る
・自サイトへ来る全体のユーザー数を増やす
・他とは差別化した記事を作る
ことが大事です。
1.今週の鉄道イベント情報を使う
そもそも鉄道コムのランキングは、IN(自分のサイト→鉄道コム)への貢献度で計上しています。
つまり鉄道コムのランキングを上げたいなら、自分のサイトからいかに鉄道コムへアクセスを送るか、です。
具体的には、今週の鉄道イベント情報をコピー・ペーストして記事下に配置することです。
かつてはバナーだったり関連記事へのアクセスを作ったりしていたのですが、近年の上位ブログは皆さんこれをされています。
元は「モケイテツ」さんが始められていた手法で、当サイトがそれをまねっこ、以後同様の手法が広がっていきました。
これで、自分のサイトから鉄道コムへリンクを送る準備ができました…。次です。
2.最近よく見られたブログ記事を分析する・入る
個人的には、鉄道コムの価値はランキングよりもここにあると言っても過言ではありません。
鉄道コムは良質なリファラを送ってくれるのが最大のメリットで、ランキングページよりもむしろ「最近よく見られたブログ記事」に載るかどうかです。
ここに入ると、中期的な流れで非常にアクセス数が伸びます。
最近よく見られたブログ記事に入る→ユーザーが来てアクセス数が伸びる→1の手法でユーザーがまた鉄道コムに帰っていく→最近よく見られたブログの順位が上がる→…(以下繰り返し)
という流れができます。
1で取り上げた手法も、そもそも全体のアクセス数が少ないとあまり効果が見えませんから、ここが最も重要ポイントであると言えます。
これは個人的な分析ですが、「最近よく見られたブログ記事」で安定的に上位にあるのは
・首都圏ネタ
・関西は阪急ネタが強い
・さようなら系ネタ
が多い気がします。
これは10月8日時点でのものですが、1位から6位までのうち3位を除いて殆どが首都圏の話。3位に唯一阪急が入っていますよね。
また、私は面倒なのであまり積極的ではないですが、サムネを作りこむというのも大事なポイント。
鉄道コムは記事一番上の写真がサムネとして表示されるので、一番上の写真を目を引くような、あるいはなるべくわかりやすいような写真にしておきましょう。
・明るく補正する
・写真を色の枠で覆う
・「!?」と思うようなサムネにする
などなど…です。
3.ドメインパワーを強くする
サイトには「ドメインパワー」なる要素があります。これは、いかにそのサイトが信用できるかを測るGoogleの指標です。
これが強いと、同じワードで検索した時にGoogleで上位に表示される=Google検索から入ってくる人が増えます。
ドメインパワーを強くする手法は色々ありますが、最も基礎的な事は、いかに異なるアドレスからリンクしてもらうかか、です。
例えばTwitterのシェア、youtubeからのリンク、他サイトさんからのリンク……などなど。これをなるべく増やすのがドメインパワーを強くするコツです。
あ、偽装はダメですよ。
最近はGoogleもそれを見抜いているようで、偽装リンクを作るとドメインパワーを落とすペナルティを作っているようです。
4.公式が扱えないようなネタを拾う
企業が運営しているサイトは、プレスリリースや新車発表会など誰が見ても不快にならないような、言ってしまえばお利口さんな記事で揃えられています。
もともとフォロワー数・読者数が多いこういったサイトと同じことをしていても、アクセス数は伸びません。そのサイトを見ればいい話ですからね。
「ランチェスターの法則」ってご存知でしょうか。
元は軍事理論なのですが、近年これを経営戦略としても使うようになってきました。
あるマーケットの中で、強者と弱者に分けて対策を講じる考え方です。
「鉄道ブログ・サイト」というマーケットにあてはめてみましょうか。
強者とは既にアクセス数がたくさんあるサイト、弱者とはアクセス数がないサイトのこととします。
強者が採る選択は
・様々な分野に手を伸ばして、弱者が付け入るスキを与えないこと
・敵と同じ事を行い、お金や人脈を総動員して弱者を圧倒すること
一方で、弱者が採る戦略は
・専門分野に特化して強者のスキを突くこと
(この分野ではうちが一番というポジションをまず作る)
・記事の質を高めて読者の信用を得る事
(このサイトなら間違いないと思わせること)
具体的には
・「噂話」や「ネットで起きること」を記事にする
・大手がやらないニッチな情報をきめ細やかに記述する(編成表や諸元表、模型鉄の為の記録写真集など)
・真偽不明の予想情報を書いていく
などでしょうか。
まとめ
正直、鉄道コムのランキング1位だからといって特にメリットがあるわけではありません。
先述しましたが、鉄道コムは「最近よく見られたブログ記事に入るかどうか」が真髄であると思っています。
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