当サイトで何度か話している白票の話。
毎回選挙になると「白票は意味がない!」と何故か怒る人が出てくるので検証しています。
2014年の大阪3区は15%、2021年の大阪5区は12%の白票率がありましたが、今回はどの程度だったのでしょうか。
大阪3区
昨年は公明党・共産党・立憲民主党・無所属の4名で争われた大阪3区の選挙。住之江区・西成区・大正区・住吉区がこのエリアになります。
今回の選挙においては、保守系の維新の会(東徹氏)が出馬したことで、候補者が5名による争いとなりました。
このこともあり、白票率(無効票率)は、3.00%と大きく減少したそうです。
特に、公明党副代表を務めていた佐藤茂樹氏はまさかの落選となり、代表が落選した埼玉と同じく大きく話題となりました。
長らく白票率が高い地域で、「白票って意味がある…?」と気づかせてくれた選挙区でした。
大阪5区
前回の2021年、最も白票率が高かった大阪5区。
此花区・西淀川区・淀川区・東淀川区のエリアで、公明党・共産党・れいわの党、無所属の4党に、今年は維新の会(梅村 聡氏)が立候補し、5つの争いとなりました。
このこともあり、今回は白票率が2.68%と激減しました。
その他
3区・5区を含めて、無効率が高かった地域の推移は以下の通り。
(まだ白票率は出ていないので、書き損じなども含めた無効票を掲載しています)
2021 | 2024 | |
---|---|---|
大阪3区 | 10.06% | 3.00% |
大阪5区 | 12.33% | 2.68% |
大阪6区 | 8.12% | 2.55% |
大阪16区 | 8.10% | 3.19% |
当否でいうと大阪は維新の党が全ての議席を獲得しており、長らく公明党が君臨していた選挙区を奪取しています。いわば、公明党にNOが突きつけられた形です。
当該記事では
維新幹部は「白票は投票先がないという意思表示だ。選択肢を用意した」と話す。
出典:1)
との記載があることから、一定の白票率があるのはやはり選挙にとって有効であることがわかります。
所感
概ね、白井さんがポストされている内容と似た感想だったので以下でご紹介します。
総選挙雑感
※書き間違えた所があったので、修正・補足して再ポストします。
・自民党…
— 白井 聡/Shirai Satoshi(新刊、『マルクス 生を呑み込む資本主義』出ました) (@shirai_satoshi) October 29, 2024
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