気づけば図書館の特別カウンターに居るおじいさんになっていた

幼い頃、片道15分かけて行っていた地元の図書館。

ここでよく「鉄道ファン」を読んでいました。

そんな図書館の貸し出しカウンターの端っこって、いつも「おとなりにお回り下さい」みたいな札が立てられていて、何かあった時にだけ対応するという特別感ある場所だったように思います。

↑こういう… (画像は大阪府立図書館サイトより)

いつもは開かないところですが、たまに学者っぽいおじいさんが来た時だけ、あの特別なカウンターが開いて上司っぽい人があれこれ対応していました。

 

 

あの時はあれが何なのか全くわかりませんでしたが、当時からうん十年。

気づけば私もついにあの特別なカウンターを開ける存在になっていたのです。

 

 

何をしている?

図書館のカウンターは、日常の貸し出し・返却業務を行うメインカウンターがあり、そこは主に若手のスタッフさんが対応しています。

一方、端にあるカウンターはいわゆる「レファレンスサービス」を行う場所。

ここは図書館の本だけではわからないような調査研究の時に、司書さんという図書館のボスにサポートしてもらいつつ求めている情報を探すような場所です。

 

例えば、大阪市営地下鉄について調べたい時は

ステップ①:図書館にある本で調べる

ステップ②:国立国会図書館に繋がるパソコンで調べる

ステップ③:過去新聞が読めるデータベースで調べる

ステップ④:直接論文を読んで調べる

という順番で探していくのですが、それでもわからないようなことはよくあります。

 

こういう時に頼りになるのが司書さん。司書さんは探すことについての本当のプロなので、わからなければわかるまで徹底的に調べてくれるありがたい存在です。

過去には一畑電車について調べる際、30分もかけてあれこれ資料を探しながら調べていただいたこともありました。

 

あの特別なカウンターが開かれるのは、図書館のボスである司書さんにサポートしてもらう時だったのです。

今私のことを奇っ怪な目で見ている少年も、うん十年後には開く存在になっているかもしれません。

 

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ようなことまであれこれ書いていきます。

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