
何度か書いていますが、心理学から見た「バズらせる為のフック」要素は以下の8つです。
・怒り(怒りや憤り)
・面白さ(笑いやユーモア)
・驚き(予想外・意外性)
・感動(泣ける・共感できる)
・恐怖・不安(危機感をあおる)
・有益さ(知識・ハウツー・お得情報)
・かわいさ・癒し(ねこや子どもなど)
・論争性・賛否両論(意見が分かれる話題)
のどれかにあてはまると、大きく伸びやすくなります。
大きな発信力を狙うには
ミクロな情報発信は上記を意識すればいいですが、もう少し大きなマクロ的観点ではどうでしょうか。
現在万博が開催されていますが、非常に大きなデマの流れが続いています。これを、例えば自分が指揮するとすれば、何に気を配るべきでしょうか。
このあたりは近代的な兵法から学ぶことが出来ます。
基本思想
・情報環境操作(Information Environment Manipulation)
情報の出し方・見せ方を全体として設計し、人々の認知や行動を操作するシステム・認知戦(Cognitive Warfare)
個人や社会の意思決定プロセスそのものを情報操作や心理戦で揺さぶる行為・大衆扇動(Demagoguery)
事実よりも感情的な訴えで大衆を動かす政治手法。反ワクや陰謀論でも見られます。・アジェンダ・セッティング(Agenda Setting)
「何を考えるか」ではなく「何について考えるか」を支配するメディア戦略。報道の量や順序が人々の関心を左右します。
ノウハウ
◆プロパガンダ技法
古典的ながら現代でも有効な手法。以下のような分類があります。・恐怖訴求
・敵のスケープゴート化
・自民族・自集団中心主義の強調
・単純化した二項対立(例:善vs悪)◆ダークパターンの情報設計
SNSのアルゴリズムなども含め、「信じたいものだけが目に入る構造」を設計する技術。フィルターバブルやエコーチェンバーもここに関係します。
1. 大きな目標をベースに「物語」を作る
支持を集めるには、事実より「物語(ナラティブ)」が必須。例えば
・「製薬会社と政府が利益のためにグルになっている」
・「副作用や死亡例は隠されている」
・「打たない人を差別する社会ができてしまった」こうしたストーリーをまず一貫したフレームで提示し、あらゆるニュースをこの文脈で解釈する姿勢を徹底します(=認知枠組みの統一)。
また、これを勇気ある少数派 vs 巨大な圧力という二項対立の構図に落とし込みます。
2. 感情に訴える
人を動かすには、怒り・被害者意識・正義感が必要です。
「ワクチンで家族が倒れた」
「副反応で苦しんでいるのに誰も聞いてくれない」…など、被害証言風の投稿や動画を量産し、共通の敵と被害意識を強調します。
3. 敵の一貫性を演出する
・テレビは同じことばかり
・専門家は金で雇われている医師・政治家・メディアをひとつの“悪の構造体”として描き、本来多様であるはずの意見を一枚岩に見せることで、敵が明確化し、攻撃の理由が生まれます。
4. コミュニティ内部に役割と賞賛を与える
・SNS投稿係、翻訳係、チラシ配布係…など「役割」を細分化
活動者を褒め、「真実を追う戦士」「インフルエンサー」などをを与えることで、自己効力感・仲間意識が強化され、外からの批判を無視するようになります。
5. 「気づいた人」が快感を得るように設計する
・テレビしか見ない人にはわからない
・私たちは騙されていない、気づいてしまったこうした認知的優位性を与えることで、抜け出せなく出来ます。
6. 「証拠風」の情報を流す
・相関関係を因果関係と見せる図表、曖昧な出典の論文…など
「厚生労働省の資料にこんなことが!」など、一部を切り取って騒ぐ&視覚情報で説得力を高めます。
まともな反証には時間的なコストがかかるので、基本的には騒ぐ方が有利です。
7. リアルとの接点を作る(集会・講演・冊子)
・「真実を知る会」や「健康を守る市民ネットワーク」など一般名を名乗る
リアルな集会で一体感と“真実に触れた感動”を与えます。 典型的な宗教的構造で、対話・涙・拍手が内面を変えるカギとなります。
ここまでやると悪魔の所業ですね…笑
何か大きくことを成し遂げたい人は、是非このノウハウを活かしてくださいね。
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