転売屋に付き合った話

7月某日。転売を生業にしている友人が「たまには一緒にいってみん?」というので付き合ってみることにした。

転売屋の朝は早い。午前9時から店舗での販売をするので、8時には既に迎えに来ている。

今回は「1人1品まで」なのでこの時間でも間に合うそうだが、個数制限がゆるかったりなかったりするところではもっと早く行ったりもするらしい。

また、彼女の携帯には常に転売情報が入ってくる。同行していた時も逐一通知音がなっており、どうやた転売屋同士で情報を共有するシステムがあるようだ。

 

 

店舗へいくも

開店15分前に到着。既に列は20人ぐらい出来ているだろうか。

まもなく開店…という時に、列を抜いてすっ飛んでいく別の転売屋。それを何も言わない誘導スタッフ。

おいおい…先行きが怪しくなってくる。戦後の闇市を見ているかのようだ。

・暑い
・個数制限を守らない転売屋
・個数制限を守らせる気がない店舗

 

開店するも、なんとすぐに売り切れ。15分暑さに耐えた結果がこれである。

0か100かの博打みたいだ。

 

 

ヘイトが溜まるのもわかる

長年、私は転売に容認的であった。

大小の程度はあれど、商活動というのは転売によって成り立っている。仕入れて物を売るというのは商活動の基本なのだから、そこを断罪する余地はまったくない。ここは共産主義国ではないのだから。

「テンバイヤーを潰せ!」と感情的にTwitterで叫ぶ人も、どこか冷笑的な目で見ていた。

しかし実際に並んでみて、そして買えなかった時のあの苛立ちと時間の無駄さ、そして買い占めていった転売屋と店舗側のモラルの無さ、それらを一度に目の前にすると、その人の言う気持ちもわかる気がする。

 

 

転売対策の真意は…

メーカー側も転売に悩まされて市場価格が釣り上がっていくのは、本意ではないだろう。

かといって在庫がだぶつきすぎても困る。お金の面から見れば在庫はあるよりもなくなるほうがありがたい。

最も確実な転売対策は、店側がきっちりと守らせることか、かつてのJR東日本東京駅100周年Suicaのような、計画生産しかないのかもしれない。

 

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